6月の園長コラム | 聖園幼稚園

5月14日は聖園幼稚園の「マリア祭」でした。皆様は幼稚園入口のマリア像やホールの屋根の上の聖母子像から、マリア様の微笑みを感じられたでしょうか。

6月になると、カトリック教会は「イエス様のみ心」を記念しお祝いします。2階の聖堂入口横に、「イエスのみ心」像が置かれています。その像の特徴は、イエス様が胸元で指差している心臓です。心臓の上に小さな十字架があり、心臓には茨が巻き付いています。イエス様が十字架にかけられる前に、ローマ軍の兵士からあざけられたうえに、茨で編んだ冠をかぶせられたことを象徴しています。心臓には十字架上で兵士から槍で貫かれた傷跡もつけられています。

イエス様のみ心の像は、イエス様を憎むユダヤ人たちから死刑の判決を受け、多くの弟子たちが逃げ去ったあげく、ローマ軍の兵士によって十字架に架けられ、孤独のままに亡くなられたと思われたイエス様が、死や孤独に追いやった人々をゆるし、それ以上にそれらの人々に深い愛を注いでくださっていることを表しています。

イエス様のみ心像をじっと見つめ、イエス様の気持ちを思いめぐらせば、苦しみを乗り越える力と、人々を愛する心と勇気を、きっとイエス様が与えてくださるでしょう。ぜひ一度聖堂前のみ心像を眺めてみてくださればと思います。

学校法人広島信望愛学園

聖園幼稚園 園長 滝井 英昭


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カテゴリー在園児向け > 園長コラム > 在園児向け
掲載日2015年5月20日
更新日2015年5月20日
閲覧回数1,533 回
記事区分園長コラム在園児向け
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編集者聖園幼稚園
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