１２月の園長コラム | 聖園幼稚園

先日、山陽道の八幡パーキングエリアに立ち寄ったところ、早々とクリスマスソングが流れていました。思わず、11月上旬なのにえっ！もう？と思ってしまいました。

　クリスマスはイエス様の誕生をお祝いする日です。新約聖書によると、父なる神様はガリラヤのナザレに住んでいたマリア様を、救い主の母となるように選び、大天使ガブリエルにそのことを伝えさせています。マリア様はその話を聞いた時に、戸惑い考え込んだと聖書に書かれています。それもそうでしょう。神の子の母となるのですから。

　新約聖書のルカ福音書によると、イエス様がお生まれになった時に現れた主の天使が「わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町（ベツレヘムのこと）で、あなた方のために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシア（救い主）である。」と告げています。またそれに加わった天使の大軍が「いと高きところ（神の国）には栄光、神にあれ、地には平和、（神の）御心に適う人にあれ。」とイエス様の誕生を賛美しています。

　イエス様は今から約2000年以上前に、遠いイスラエルのベツレヘムで誕生されましたが、それは世界中の人たちが仲良く平和に生活するように願っておられる、父なる神様の気持ちを伝えるためでした。私たちも一人一人の存在を大切にして、父なる神様やイエス様、そしてマリア様も望んでおられる、平和な世界の実現のために努力したいですね。

学校法人広島信望愛学園

　　　　　　　　聖園幼稚園　園長　瀧井英昭