園長コラム~10月~ | 聖園幼稚園

気温と湿度が例年になく高く、酷暑だった今年の夏も終わり、ようやく涼しい秋がやってきました。空の色はより青くなり、雲も秋の雲に変わってきました。夏のもくもくとした入道雲から、空一面に斑点状に広がる、魚の群れのようないわし雲が見られるようになりました。夕暮れになると、夕焼けの朱色がより鮮やかになってきました。秋の空は、神様が自由自在に絵を描いてくださり、その素晴らしい作品をわたしたちに見せてくださる、まるで大きなカンバスのようです。

秋はまたわたしたちに様々な変化を見せてくれます。色づいていく山々の紅葉や、より鮮やかになっていく海や空の青さの変化、街を歩く人々の服装と色の変化などなど。それらの光景を、お子さんにたくさんの形容詞を使って話してくだされば、お子さんの表現力がより豊かになっていくでしょう。

たとえば、青い空に浮かぶ白い雲を、青い空に浮かぶふんわりとした白い雲に。また、真っ青な広い空に浮かぶ小犬のようなふんわりとした白い雲などなど、形容詞をいくつか重ねて使うことによって表現力がさらに増してゆきます。お子さんとどれくらい形容詞が重ねられるか、一緒になって考えることもいいでしょう。表現力と考える力がついてくる形容詞の言葉遊びを、お子さんと一緒に楽しんでくださればと思います。

 

学校法人広島信望愛学園

聖園幼稚園 園長 瀧井 英昭


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カテゴリー在園児向け > 園長コラム > 在園児向け
掲載日2013年10月10日
更新日2013年10月10日
閲覧回数1,338 回
記事区分園長コラム在園児向け
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編集者聖園幼稚園
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