ちいさき花巻頭

園長コラム

2019年05月園長コラム

 街のあちこちで色とりどりのバラの花が咲く5月となりました。5月はお母さんの月です。十戒の中の一つに「父と母を敬え」とあります。子どもを育てる上で両親はとても重要な役割を果たしています。ですから常に両親への感謝の気持ちを忘れてはなりません。「母の日」を通して子どもたちにとってお母さんがどれほど大切な人であるかを改めて思い出しましょう。毎朝園庭でお母さんから離れられなくて泣いているこどもの姿を目にします。お母さんの大切さがよく伝わる光景です。もちろん少しずつ社会に慣れていくことは必要なことですから、幼稚園で先生やお友達と過ごす時間を増やし、お母さん以外の人と関わりを持っていくことは子どもの成長にとって必要なことです。

 5月はマリア様の月であり、毎年幼稚園ではマリア祭が行われます。2000年以上前の5月31日天使ガブリエルからイエスの母になると告げられたマリア様が、自分よりも半年前に奇跡的に子どもを身ごもった親戚で高齢のエリザベトを訪問したことが始まりです。マリア様がエリザベトを手助けするために訪問したことは、マリア様が思いやりに満ちた方であることを表しています。聖母月(=5月)を迎え、マリア様が「お母さんの心」で私たちを守り助けてくださることに感謝し、またマリア様から思いやりや助け合う心を今一度習うひと月としましょう。

 特に天のお母さまであるマリア様が、幼稚園の全てのお母さんたちを守ってくださるようにお祈りしています。

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